実物概要:
Colt Model 610は、1960年代にColtが開発した短銃身カービン「CAR-15 Commando」シリーズのひとつで、米空軍に「GAU-5/A」として正式採用されたモデルです。10インチバレルに大型モデレーター(消炎・消音効果を兼ねたデバイス)を装備し、軽量で取り回しに優れた設計が特徴です。フォワードアシストは非搭載で、AR-15初期型のスリックサイドレシーバーを採用。主に空軍の基地警備や特殊任務、軍用犬ハンドラー部隊などに使用されました。1966~1967年頃に少数生産され、実戦配備されたものの、反動や騒音、弾道性能の課題から、後に改良型のXM177E2(Colt Model 629)やGAU-5A/A(Model 649)に置き換えられました。現在ではベトナム戦争期の特殊部隊向けカービンとして、ミリタリーコレクターや歴史ファンに高く評価されています。